金曜日のヒラリウム(Hilarium) ICOの話…ブロックチェーンと暗号通貨…そしてICO
2018. 4. 6. 11:55
こんにちは…ヒラリウム・ブロックチェーン研究所のChris Kimです。
今日のヒラリウム(Hilarium) ICOのお話です。
まだ私たちのヒラリウムICOの正確な生態系については、ポスティングしたことなかったですね。
まだオープンするには少し早いと判断して現在考えている方向と進行している事項のみ、短く内容をお伝えしています。
今回のポスティングもブロックチェーンと暗号通貨とICOの内容を簡単にアップしようと思います。
少し難しいこともあると思いますが、これから私たちの生活の生態系に多くの変化を与えることができるアイテムなのでこのように紹介します。
ブロックチェーンは、特定の時間帯に発生した情報をブロック単位で表し、これを複数の場所にコピーして保存する方法です。
高麗時代と朝鮮時代に実録と重要書籍の散失を防止するために、これを複数の場所に収蔵・保管しました。文禄の役以前にはソウルの春秋館、忠州(チュンジュ)・星州(ソンジュ)・全州(チョンジュ)の三史庫に実録して安置しました。1592年(宣祖25年)の文禄の役で全州社の古本だけが妙香山に移藏され、残りはすべて消失してしまいました。戦争が終わった1606年(宣祖39年)には、ソウル春秋館、江華島の摩尼山、奉化(ボンファ)の太白山、寧邊(ヨンビョン)の妙香山、平昌(ピョンチャン)の五台山にそれぞれ史庫を設置し、春秋館・太白山・妙香山には新印本を、摩尼山は全州史庫の原本を、五台山には校正本を安置しました。
このように複数の場所に同じ内容のコピーを置いて、損失や変更を防止する原理を利用するわけです。
またブロックの時間的な順序と内容物の不法な変更を防止するために、ブロックの内容によって異なるパスワードコードをブロック間の繋ぎに使用します。
重要な契約を結ぶ際に契約書の前ページと後ろのページが互いに変わらないように、前ページは前側に折りたたんで、前ページの後ろ側と後ろのページの前側に印鑑を押して一致するようにします。このように一致する割印が契約の内容と順序を変更したり、変更できないようにするのですが、このような方式をデジタル形式に変換したものがブロックチェーンだと言えます。
空間的には同じコピーを複数の場所に保管することで、仮に一カ所の内容が変更しても、残りの他の場所の内容が変わらないので、その内容の変更が合意されていない場合は変更されないようにされ、時間的にブロックが鎖を形成するように暗号化されているので、過半数以上のノードコンピューター(接続されているコンピューター)に含まれているブロックをいずれかの時点で一度にすべてを変更しない限り、その内容を変更することができなくなります。
したがってブロックチェーンは一度情報が記録されると、その情報を変更することは非常に困難な保管方法であるわけです。コピーが多く存在すればするほど、接続されたブロックの数が多くなるほど、変更することが難しくなるのです。したがってナサニエルホーソーンの小説のタイトル緋文字(ひもんじ)が意味するように、一度記録された情報は消すことができなくなるのです。
しかし情報を変更したり、削除することができなくなることができる様々な方法がこれから新たに出てくると思われるので、上記のようなブロックチェーンの技術が世界で唯一の情報保護の方法とは言えません。今後、より効率的で、より安全で、より新しい方法がたくさん現れると思います。
ブロックチェーンは、時間の経過に応じて長くなります。ブロックチェーンが長くなるということは、保管されている情報量が多くなるということを意味します。ブロックチェーンは長くなり、コピー数が多くなるほど一時に変更することが難しくなるので、より安全であると言うことができます。
つまり、ブロックチェーンネットワークを安全に作るためには、ブロックチェーンが長くなければならず、より多くのコピーを保存する必要があるため、コンピューターが多くなければならず、また各コンピューターはより大規模なストレージ容量(ハードディスクや他の情報記憶装置)を確保しなければならないので、より多くのコストがかかります。
数年前にクーパンという会社では、Eコマースを介して顧客が購入した物品を「弾丸発送(今日注文すれば明日届くという迅速な配送方法)」するために、全国的な物流ネットワークを構築したというニュースを読んだことがあります。これらの物流ネットワークを構築するためには、全国各地に物流センターを設置しなければならず、また輸送手段である配送車両をたくさん準備しなければならず、そして運転手の配送担当職員を多く採用する必要があります。ですのでクーパンは、世界的なIT企業のソフトバンク(代表取締役会長孫正義)から投資誘致した10億ドル(約1兆1,000億ウォン)のほぼ全てをここに投入したそうです。
ブロックチェーンネットワークは、情報の物流ネットワークだと言えます。情報の中でも最も重要な通貨のような価値の情報を保管、出荷して管理するためには、いくつかの他の情報ネットワークよりも安全で信頼性がなければなりません。建設現場で掘り出した土を移す場合や銀行の金塊を移す場合を比較すると明確です。移動する内容物に応じて、物流ネットワークの輸送手段と方法が変わって支出される費用が大幅に異なることが簡単に分かると思います。
ブロックチェーンネットワークは、通貨のような貴重な価値を記録して移し、管理する情報ネットワークであるので、これを世界的に構築するためには、実にものすごい費用がかかります。現在の金融システムを備えて維持するために、世界各国がどのように多くの人材を採用し、そのコンピューターシステムを備えて維持するためにどれだけ多くの支出をしているか考えてみると簡単に理解できるようになります。
一台のコンピューターで構成された情報ネットワーク、数十台のコンピューター、何百台のコンピューター、そしてやがては数十万台ものコンピューターで構成された価値情報ネットワーク…もしそれを直接構築するならどのくらいの費用がかかり、その規模が大きくなるにつれ、その価値はどのように変わるでしょうか?
皆さんが才能あるプログラマーですが、財産は通常の人と変わらない普通の人であり、しかしながらこのような大規模な価値情報ネットワーク、あるいは価値情報のコンピューターを構築するべきだと野心を持っていたとしたら…あなたはどうされますか?
シリコンバレーのベンチャー投資家を探さなければならないでしょうか?
政府の支援を受けるために提案書を作成しなければならないでしょうか?
そのようにして大規模な価値情報ネットワークを構築するのに必要な大量の資金投資を受けることが出来るでしょうか?
コロンブスの卵のような信じられないほどのアイデアがありました。
素敵な午後の時間をお過ごしください…^^